『忍者戦隊カクレンジャー』の第37話「唐傘ダンス女王（クイーン）」に、カラカサという女性妖怪が登場します。おばけ図鑑などによく描かれているカラカサおばけを基にした妖怪ですが、そのデザインのインパクトに、子供時代の私はドキッとしてしまいました。
カラカサおばけというと、一本足でヒョコヒョコ跳ね回る傘に一つ目と口が付いていて、舌をベロ～ンと垂らしている、ユーモラスというか間抜けな絵がイメージされます。それに対して、カクレンジャーのカラカサは妙にセクシー。演者さんの顔はくっきり見えるし、コスチュームはビニールというかラバーというか、そういう素材でできていてテカテカ。しかも、ダンスって……。カクレンジャーの妖怪は全体的にフェチ要素が高めですが、カラカサのフェチっぷりは半端じゃありませんでした。テレビの前の子供たちをアレな世界に引きずり込みかねない妖怪だったんじゃないでしょうか？(笑)
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そんなカラカサを彷彿とさせる動画がYouTubeで公開されています。タイトルは「Umbrella」で、まさにドンピシャな感じですね。
ラバーをまとった美女が透明なビニール傘を差しているのを映した写真の数々――。ビニール越しに見える彼女の表情と黒いラバー衣装が美しいです。雨に濡れたビニールとラバーには水滴が付着していて、光を反射しているのがたまりません。
傘越しに斜め上を見る彼女の表情も、傘から外に出した黒い手も、何から何までが魅力的です。「あめあめ ふれふれ かあさんが～」の歌に合わせて、こんな美しいラバリストが迎えに来てくれたら、私はフラフラッとついていっちゃいますね、きっと！
私は傘にも魅力があるように思うのですが、「傘フェチ」というのはあまり聞きません。ネット検索してもほとんど出てきませんし……。しかし、私は諦めません。子供の頃に目に焼き付けたカラカサの姿を追い求め、YouTubeで「Umbrella」 の動画にたどり着いたわけですから、きっと世界中には傘フェチがもっといるはずです。
私は大人になった今も、カクレンジャーに登場したカラカサに魅入られているんですよ(笑)
