毎年1月の第2月曜日(成人の日には、全国各地で成人式が行われます。成人式では、高級な着物をまとって綺麗に着飾った女性をたくさん見られます。特に、首にショール(白いモフモフ)を巻いている若い女性は、成人式くらいでしかお目にかかりません。なかなかフェチいアイテムだと思いませんか?
それはさておき、成人の日は年に1回しかありませんから、晴れ着大好きの男性は成人式会場周辺を徘徊してみるといいでしょう。
近年の成人式は、通過儀礼(イニシエーション)として厳かさが失われ、新成人のマナーやモラルの崩壊がニュースで取り沙汰されています。小学校で行われる「1/2成人式」の方がよほどきちんとしているようですね。一部の新成人は小学4年生(10歳児)未満ということでしょうか?(笑)

特にヤンキーの暴走がひどいです。毎年ニュースなどで報道される成人式の光景には唖然とさせられます。ただ、私はヤンキーのファッションが大好きです。今回は、成人式に集ったヤンキーたちをたっぷり堪能できる動画をYouTubeから紹介します。
「平成28年度北九州市成人式」を取材した動画には、おそろいの着物をまとったヤンキーたちが初っ端から映っています。赤い羽織と、亀甲文様の輝く袴が目に飛び込んできます。それぞれの名前入りの旗と扇子を用意して、結構なお金をかけたんでしょうね。
大人たちからは白い目で見られるヤンキーたちですが、彼らにとっても成人式は記念すべき大切な儀式。仲間との団結を再確認する意味合いもあるのだと思います。インタビューでは「お母さん、お父さん、ありがとう!」「親孝行します!」「家族を幸せにします!」などと抱負を述べているので、根は“良い奴ら”なのかもしれません。
一方で、色とりどりの羽織袴と唐傘が目立つヤンキーやそっち系のご職業にしか見えない貫禄のあるヤンキー、茶髪で派手に着飾ったレディース、さらには子供を連れてきたヤンキーまで、一言で「ヤンキー」といってもバラエティーに富んでいます。テレビ中継で見ると、単に“訳の分からない若者たち”ですが、こうして一人一人の言葉を聞くと、「それぞれにドラマがあるんだろうな」と思えてきます。
動画を見ていて、ヤンキー以上に、コスプレしている新成人たちが気になりました。成人式にも多様性が見られるようになった日本の将来は、きっと明るいでしょう(笑)