4月17日は「恐竜の日」です。1923年4月17日、アメリカの動物学者、ロイ・チャップマン・アンドリュースが北京を出発して、中国とモンゴルに広がるゴビ砂漠を向かいました。彼の探検は5年間に及び、その間に世界で初めて恐竜の巣と卵の化石を発見しました。探検隊は人類発祥の地を目指していましたが、偶然にも恐竜の化石と遭遇し、これがきっかけとなって恐竜研究が盛んになりました。もっとも「恐竜の日」は世界共通の記念日ではなく、日本が独自に定めたようです。
恐竜の中でも人気があるのは、何と言ってもティラノサウルスでしょう。ティラノサウルスは約6千8百万~6千6百万年前に生息していたとされる肉食恐竜です。名前は古代ギリシア語の「テュランノス(暴君)」に由来し、その名に恥じない獰猛さ・凶暴さの象徴として、さまざまなフィクションに登場します。マイケル・クライトンの小説を原作とした映画『ジュラシック・パーク』シリーズには、主人公たちを恐怖に陥れる最強の恐竜として登場します。
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もっとも劇中でティラノサウルスの餌食になったのは、子供たちを見捨ててトイレに逃げ込んだ弁護士のドナルド・ジェナーロただ1人。しかも、『ジュラシック・パーク3』ではスピノサウルスに負けるという情けない姿で描かれました。そんなティラノサウルスですが、やはり目の前にいたら怖いと思いますよ。実際にティラノサウルスと遭遇したらどうなるのかを動画で確認してみましょう。
砂漠の真ん中に立っているのは、ハイエナのような獣人です。その目の前にはティラノサウルスが迫っています。ハイエナ君はティラノサウルスを手懐けようとしているのか、逃げる気配がありません。むしろその頭をなでなでするほどでです。しかし、ティラノサウルスは凶暴な本性を表し、ハイエナ君をパクッ!咥え込んで、あっという間に飲み込んでしまいました。
これで終わりかと思いきや、さらに大きな恐竜がティラノサウルスの尻尾を咥えていて、ズルッと口の中に引き寄せました。逃れるすべのないティラノサウルスは、憐れ、大きな恐竜の餌食になってしまいました。「弱肉強食」という自然の摂理には、ティラノサウルスも勝てなかったということですね。食物連鎖を象徴的に表現したユニークな動画だと思いました。