成田空港で2020年4月13日午後4時頃、駐機していた日本航空の機体が強風にあおられ、空港の施設に接触する事故が起こりました。幸いなことに、機内には乗客や乗員がいなかったため、誰もけがをしませんでした。しかし、機体の翼の部分がへこんでしまったそうです。空港は当時、最大瞬間風速25.7メートルを観測したとのことです。
茨城県大洗町では同日、核燃料物質や放射性物質を扱う東北大学の研究施設で、約5メートルの高さの排気筒が倒壊しました。放射性物質の漏えいなどはなく、けが人もいなかったのが幸いでしたが、これは一歩間違えれば、機体がへこんだというレベルでは済まされない大惨事になるところでした。辺り一帯が放射能に汚染されてしまったら……。風の力を侮ってはいけません。
都内は強風や大雨などの異常気象に見舞われました。新型コロナウイルスの感染拡大が続いているのに、国による給付も補償もないため、多くの国民が満員電車に揺られながら出勤しなければなりません。そのことに対して神様が「外出を自粛しろ!」と警告しているのかもしれませんね。もしくは、“頑張っている”感ばかり演出している政府に憤っているのかもしれません。いずれにしても、強風は“神風”なのかもしれません。
安倍晋三首相をはじめとする政治家の皆さんには、日本が神様からも見放されようとしている現実にしっかりと目を向けてもらいたいものです。それこそ、かつての“神国日本”が“深刻日本”になりかねませんよ(笑)
もっとも、シチュエーションによっては、強風がすばらしい演出をしてくれます。今回紹介する動画では、白いモンロードレスの上に黒いライダースジャケットを羽織り、黒い帽子をかぶった女性が空き地に立っています。風に煽られてスカートが翻り、飛ばされそうな帽子を必死で押さえています。田舎の片隅を背景に、彼女は風になされるがままです。ただそれだけの動画ではありますが、思わず見入ってしまう魅力があるのではないでしょうか?