心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割を果たす臓器です。人間の心臓は、右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部分に分かれます。
血液は、全身をめぐって細胞に酸素と栄養を供給した後、二酸化炭素と不要物を回収します。このときの血液を「静脈血」といいます。静脈血は右心房を通って右心室に送られ、そこから肺へと送られます。
肺で二酸化炭素と酸素を交換した血液は「動脈血」と呼ばれ、今度は左心房を通って左心室へと送られます。左心室の壁は右心室の壁の約3倍の厚さがあります。その分厚い壁が動脈血を送り出し、全身の細胞に酸素と栄養を行き渡らせます。
人間の心臓は、1分間に約60~80回、1日に10万回以上もの拍動をくり返しています。このドクンドクンという心音に心ときめかせる「心臓フェチ」がいます。Twitterには「#心臓フェチ」「#心音フェチ」のタグがあり、ヤフー知恵袋にも「私は自分や他人の心臓の音を聞くと興奮してしまいます。」という投稿があります。心臓フェチ人口は少なくないみたいです。
そんな心臓フェチが喜ぶだろう動画を2本、YouTubeから紹介します。
1つめは、MRIで撮影した心臓動画です。脈打つ心臓の様子がリアルに映っていて、力強さを感じます。心臓は、私たちの命を支えるために、こんなにも一生懸命働いているんですね。拍動する心臓を手でギュッと握ってみたくなりました(笑)
2つめは、バーチャル心臓の動画ですが、こちらには心音もついてます。心臓の動きに合わせて、規則正しいドクンドクンという音が聞こえてきて、耳に心地よいです。途中から鼓動が激しくなり、全力で走った後のようになります。最後には、あり得ないくらいの速さで脈打ち、「大丈夫か?」という不安に襲われます。ただ、異常な心音に興奮する心臓フェチにはたまらない動画だと思います。