喉がかゆくなることはありませんか?
私の場合、最近は喉がかゆくなることはあまりありませんが、病弱だった子供時代は、よくかゆくなっていました。かゆみがひどくて舌先をグリグリ押し付けるんですが、なかなかかゆみは治まらず……。しかたないので指を突っ込んで喉の奥をかこうとすると、今度はオエッとなってしまうんですよね。
喉のかゆみは、アレルギーやウイルス感染などが原因で起こります。私は食物アレルギーはないものの、風邪を引いたりストレスがたまったりしているときは、埃や花粉、ネコの毛などに体が過剰反応してしまいます。目がかゆくなったり鼻水が止まらなくなったりするのに加えて、喉がかゆくなることがあるんですよ。
そんな病弱な子供時代は、喉の奥がどうなっているのか、いつも気になっていました。舌先で触る限りだと、ザラザラした感触があります。しかし、鏡の前で口を開けて喉の奥を見ることもなかったので、そこが一体どうなっているのかはわからないままでした。病院に行くと医師が喉の奥をチェックして「赤くなってますね」とか言っているのを聞いて、「喉がかゆいときは、喉の奥がヤバいことになってるんだろうな」くらいには思っていました。
というわけで、喉の奥に何となく気になる私は、YouTubeで興味深い動画を見つけました。タイトルに「エイリアンのような」とある通り、喉の奥はまさにワンダーランドです。
それにしても、喉の奥って、こうなってるんですね。唾液と粘膜でヌラヌラッとなった表面には、私が子供の頃に舌先で感じ取ったブツブツが見えます。真ん中にペロ~ンと垂れ下がっているのは「口蓋垂(こうがいすい)」です。「喉彦」とか「のど●●●」とか呼ばれている部分ですね。
実はこの口蓋垂、哺乳類では人間にしかありません。つまり、人間の証!
飲み込んだ食べ物が鼻の方に上がって行かないようにしたり、さらっとした唾液を分泌して嚥下を助けたりと、さまざまな役割を果たしている……という説がありますが、実は「不要な部分である」という説もあって、ビミョーなんですよ。実際、口蓋垂を切除しても生きていけるっていますし……。しかし、いろいろいわれる口蓋垂でも、動画でその動きを見ていると、不要だからという理由だけで切り落とすのはためらわれます。
「喉の奥ってスゴイ!」という感動を味わえる動画です。丸呑みフェチの人なら、この動画を見ながら、自分が飲み込まれようとしているシチュエーションを妄想するのもいいんじゃないでしょうか?