私が子供時代を過ごした田舎には、あちこちに田んぼや畑があって、バッタやカマキリ、トンボなどの虫もたくさんいました。当時の私は虫を飼っていました。虫かごを持ってあぜ道や草むらに入って行って、カマキリやそのエサとなるバッタなどを獲って遊んでいましたね。
そんな私ですから、バッタくらいだったら素手で触れましたし、特に「気持ち悪い」と思ったことはありません。一方、同級生の女子は、虫というだけで拒否反応を示して嫌がっていました。手にバッタが止まろうものなら大騒ぎ。「キャーッ!」と叫んで、一生懸命バッタを払い落そうとします。バッタ以上に、君の歪んだ顔の方がこわ……。このあたりでやめておきましょう(笑)
女子の多くは虫を怖がります。肩に小さな羽虫が止まっただけでパニックに陥る女子ばかり……。逆に、虫が手に止まっても動じず、むしろ「かわいいわ」なんていう女子がいたらステキじゃないですか?私なら「命を大切にする優しい子なんだな」と思って、その子のことを好きになってしまうと思います。
YouTubeでは、そんな心優しい女性の手を映した動画が公開されています。
ピンクのマニキュアが塗られた、しなやかで形の良い指の上に、明るい黄緑色のバッタがちょこんと載っています。長い触覚をフリフリ揺らしながら、長い足で恐る恐る歩いているんですよ。その小さな動きに合わせて指の角度を動かすと、バッタはスルスルッと手の甲まで駆け上ってきました。そして、いったん止まってジッとしています。
動画はここで終わっているため、この後手とバッタがどうなったのかはわかりません。しかし、手の主である女性はバッタが嫌いじゃないみたいですね。むしろ、バッタの動きを見守る優しい眼差しが感じられますし、それが手の動きからも滲み出ていました。こんな優しい手に触れられた男性は、きっとこの女性の虜になるでしょう。手は優しさの象徴です。