日本の気象情報会社「ウェザーニュース」によると、2019年秋の台風は発生から消滅までの寿命が長くなる傾向にあるそうです。その原因は、弱いエルニーニョ現象が継続することにあります。エルニーニョ現象とは、太平洋の赤道付近の海面水温が例年よりも高い状態が1年程度続く現象です。海面水温が高い海域を通過する台風は長寿となり、不規則な進路を取りやすくなるというから厄介です。
2018年には、8月末から9月初めにかけて、台風21号「チェービー」が日本に上陸し、近畿地方を中心に強風被害をもたらしました。当時は、Twitterに宙を舞う屋根や道路上を疾走する看板などが投稿され、台風の恐ろしさが全国に知れ渡りました。
そんな中、東京都杉並区議会の小林ゆみ議員が、台風に気を付けるよう呼びかけるツイートに自撮り写真を添付して大炎上しました。配慮に欠ける小林議員はネット上でボコボコに叩かれたわけですが、ナルシストの中には、台風シーズンに屋外で自撮りするバカもいるかもしれません。こういうバカを再現した動画をYouTubeで見てみましょう。
強風が吹き荒れる街中に立っている女性は、自撮り棒を使って自撮りしています。何を考えているのか、手を振っています。髪もスカートもヒラヒラと風になびき、バランスを崩しそうになりながらその場に立っている彼女は危なっかしい雰囲気を漂わせています。ふっ飛ばされそうですね。
このバカ女、最初は余裕の笑みを浮かべていますが、徐々に表情が引きつってきました。まるで掲揚台に掲げられた旗のようになっていますが、何とか踏ん張っています。こんな状況下で自撮りを続けるなんて、本当にアホですね。
しかし、ついに彼女は風の強さに抗えなくなって、飛ばされないように街路灯につかまりました。とりあえず強風に体を持っていかれずに済んだようですが、それでも自撮り棒を手放さない辺りがバカの意地ってところでしょうか?
最近は自己顕示欲が強い連中が、危険な場所で自撮りして死傷する事故が世界中で多発しています。台風シーズンに屋外で自撮りするのも、こうした危険行為の一種です。動画はあくまでもフィクションですが、実際に同じようなことをしていけません!