日本では野焼きが禁止されています。野焼きによる煙や悪臭が近隣住民の迷惑になるだけでなく、ダイオキシンなどの有害物質も発生するからです。
以前は空き地にドラム缶を置いて野焼きしている人たちがいましたが、現在それを行うと警察に通報されます。逮捕されて有罪が確定した場合、5年以下の懲役や1000万円以下の罰金を科されます。たかが野焼き、されど野焼き!
一方、寺や神社で行われる人形供養は宗教行事であるため、例外的に野焼きが許されます。処分するにもなかなか踏ん切りの付かない人形やぬいぐるみなどは、人形供養を利用してみるのもいいでしょう。
もちろん日本では、いくら「人形供養だ!」と言っても、個人で野焼きすることは許されません。一方、海外では野焼きが犯罪でないのでしょうか、屋外で人形を燃やしている動画があります。
今回紹介するYouTube動画では、女性が実物大の少女の人形を燃やしています。落ち葉をかき集めた地面に直立した2体の人形が炎上中……。洋服まで着た金髪少女たちの体に、女性が燃料を吹きかけてチャッカマンで点火すると、赤々と炎が燃え広がります。かつての秋の風物詩である焼き芋のような光景ですが、焼かれているのはサツマイモではなく人形というシュールさ――。
可愛らしい人形たちのお洋服が黒く焦げていきます。女性は更に燃料を吹きかけて、人形たちの全身に火が回るようにします。そのうち立っていられなくなった人形の一体が倒れ、もう一体が巻き添えとなって、二体とも地面にばったり。それでも燃え続けるのが憐れです、服は焼け焦げ、人形本体が黒く溶けていきます。
燃えているのが人形であるとわかっていても、思わず目を背けてしまう人がいるでしょう。逆に、こういう光景に興奮する人もいそうですね。人形焼却には、人の心にさまざまな影響を及ぼす“魔力”があります。