スポーツ大会などで、応援席の最前列に立って、スズランテープを束にしたボンボンを持って踊る女の子たちがいます。一般に「チアガール」「チアリーダー」と呼ばれる彼女たちは、応援団として即席で構成されたのではなく、応援のために日ごろから練習を重ねてきたメンバーです。
チアガールの華麗な動きは「チアリーディング」といって、それ自体がスポーツです。アクロバティックな動きを取り入れたチアダンスや、バトンを使って演じるバトンチアなど、メンバーが好き勝手に応援するのではなく、チームとして「人に見せる」ための応援をしているんですね。
そんなチアガールに憧れる少女たちが今も昔も少なくありません。女子中学生が進路を決める際、「チアリーディング部に入りたい!」という動機で志望校を決めることがあります。で、学力が足りないJCは、チアリーディング部のある私立に推薦か何かで入って、「私の人生はこれから始まるの!」な~んて気合を入れるわけですが……。
毎日の練習がきつく、学力不足故に部活と勉強の両立もままならず、しかも部内で女同士の派閥争いに巻き込まれ……。心身ともにボロボロとなったJKは退学を決意するのでした。めでたしめでたし!
という感じの悲惨な裏話があるとかないとかのチアリーディング部ですが、中には、幼少期からチアガールとして訓練している幼女たちもいるんですね。今回は、かわいらしい「ちびっこチアガール」の活躍をYouTubeから紹介しましょう。
「Cheer Extreme Raleigh Tiny Turtles 2015」という海外のチアリーディング大会に、ちびっこチアガール8人のチームが参加しました。おそろいのコスチュームを着た幼女たちは、ステージ上で飛び跳ね、側転やバク転を決め、会場を大いに盛り上げます。4人組で組体操のようなパフォーマンスも披露し、観客からは拍手喝采!それにしても、幼女たちの体の柔らかさには驚かされますね。
肌の色が違う幼女たちですが、そんなことは一切お構いなしに、チームとしてまとまって最高のチアリーディングを見せてくれました。この子たちの真剣な表情から、私たち大人が学ぶべきことは多いような気がします。8人が成長して、さらなるチアリーディングの道に進むことを願っています。