ドラえもんのひみつ道具に「スモールライト」があります。スモールライトの光を浴びせられた人や物は、さまざまなサイズに縮小されます。子供時代は、スモールライトを使っていろんなものを小さくしたいと思ったものですが、もしこれで自分が小さくされたら……。蟻んこサイズの大きさになってしまうと、普段は何でもないことが脅威になるんじゃないでしょうか?
そんな妄想をかき立ててくれる動画がYouTubeで公開されています。題して『蟻サイズの少年と普通の少女』です。
蟻サイズの小さな少年が学校の教室を歩いています。どうしてこんなに小さくなったのかは不明ですが、とにかく小さくなっちゃいました!
少年の目には、あらゆるものが巨大に映ります。床に転がった上靴も鉛筆も、自分の体より大きな存在です。普通の人間のサイズなら指先で摘まめる大きさなのに、体のサイズが変わっただけで、風景もガラッと変わるんですね。
教室には、セーラー服を着た少女が入ってきました。彼女は上靴を履いていません。ソックス足で教室を歩きますが、少年にとっては、その歩行による振動が地響きのように感じられます。少女が屈んで鉛筆を拾うだけなのに、少年にとっては恐怖以外の何物でもありません。しかも、少女は少年の存在に気づいたようです。
恐ろしくなった少年は逃げ回ります。少女のソックス足がドシドシ迫ってきますが、足裏が黒ずんでいるのがリアルですね。もっとも少年からすれば、少女のソックスの汚れがどうこうなんて言っている場合じゃありません。とにかく逃げます。踏み潰されたらひとたまりもありません!
少年は何とか身を隠すことができましたが、そこはなんと、少女の上靴の中でした。少女は、上靴の中に少年がいることに気づかないまま足を入れ、少年はソックスと上靴の狭間で今にも押しつぶされそうです。少女は、上靴の中で起こっていることを知りながら遊んでいるのかもしれません。何とも残酷です。
少女が激しく足踏みすると、少年が圧迫されてしまいます。この後少年はどうなったのでしょうか?やはり潰されて、ソックスの染みになったのでしょうか?中途半端なところで動画が終了しているからこそ、妄想が膨らんじゃいます(笑)