鼻フックは、金属を鼻の穴に引っかけて上に引っ張ることで、鼻の穴を広げるだけでなく、顔全体を変形させてしまう、罰ゲームの定番アイテムです。近年はテレビのバラエティ番組でも使われることが多いですね。
特に、アイドルや女優といった美女たちに鼻フックする企画は人気です。2016年2月24日に放送されたバラエティ番組『ナカイの窓』(日本テレビ系列)では、「バラエティーの1席を奪い合う女たち」のコーナーで、藤田ニコルさん、菊地亜美さん、鈴木奈々さんの3人が鼻フックに挑戦。美女たちの顔が“崩壊”する様子がネット上でも話題となりました。普段は決して見ることのできない美女たちの“変顔”――。これを見て、何かに目覚めてしまった人もいるでしょう(笑)
インターネットテレビはさらに過激です。2017年4月26日配信スタートの『バラエティ開拓バラエティ 日村がゆく』(AbemaTV)では、第1回からお笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀さんが鼻フックにチャレンジしました。その道のプロが作った手作りの鼻フックを装着され、“変顔”をさらされた日村さんですが、視聴者からの評判は上々。鼻フックの奥深さを味わえる番組でした。
そんな鼻フックを使った愉快なゲーム「鼻フック重量挙げ対決!」で対決するのは、女性漫才コンビ「あいあいパーティー」のあい(上田愛)さんとまる(丸井愛)さんです。ゲームの様子はYouTubeで公開されています。
鼻フックの付いたヘルメットにはおもりをぶら下げることもできます。当然、鼻フックとおもりは連動していて、おもりが重くなればなるほど、鼻フックの鼻を引っ張る力が大きくなるという仕組みです。おもりの種類は、ペットボトルに入った水500mL~2L。どんどん重くなっていきますよ。
先に鼻フックを装着するのはまるさん。「わたし本当にコワイんです」と怯える彼女を、相方のあいさんが一生懸命説得(?)します。そして、500mL1本の水で鼻を引っ張られるまるさんは、すでに“変顔”になっています。「まだまだいけます」と言うものの、次の500mL(合計1キロ)で「イタイ!もうダメだ!」とギブアップ。まるさんの鼻は1キロまでしか耐えられなかったんですね。
次はあいさんの番です。まるさんに「ブタ顔の方がかわいい」とおちょくられつつ500mL2本(1キロ)に耐え抜き、まるさんに勝利。その後も、「自分の記録に挑戦!!」と2キロにチャレンジ。鼻をグイグイ後ろに引っ張られても余裕ですが、鼻の穴が拡張されて、最高の“変顔”をさらしています。芸人とはいえ、女性がここまでするとは……。2.5キロの重さでゲーム終了しましたが、最後の方はあいさんも本当に痛そうでしたね。
「鼻フック重量挙げ対決!」は、普通の鼻フックとは違って、鼻を引っ張るおもりがどんどん重くなっていくので、恥ずかしいだけでなく痛みも伴います。下手をすれば、鼻が切れてしまうこともあるでしょう。そんな危険なゲームですから、緊迫感があって、なかなか楽しませてもらいました。