YouTubeには、ゴミ収集の様子を撮影した動画がたくさん公開されています。これは、ゴミ収集動画に一定の需要があることを意味しているのでしょう。
ゴミ収集の魅力とはいったい何なのでしょうか?
街中でよく見かけるゴミ収集車は「パッカー車」「塵芥車」とも呼ばれ、ゴミを圧縮して押し込むための大きな荷箱が特徴です。回転盤がゴミを圧し潰す方法や円形のドラムが回転してゴミを巻き込む方法など、 何種類かの圧縮方法があります。
こうしたゴミ収集車に放り込まれたゴミは、ゴミの種類によってさまざまな潰れ方をします。今回紹介する動画に見られるように、一般的な可燃ごみは袋に入っています。そのため、回転盤に圧し潰される際、袋が破裂してパンパンッと音がします。この破裂音を好む人たちがいます。
また、可燃ごみが潰されていくのは、見ていて気持ちいいものです。大量に押し込まれたゴミの山を回転盤が容赦なく押しつぶし、荷箱の奥へと飲み込んでいきます。思わず見入ってしまいませんか?私も、街中を歩いているときにゴミ収集現場に出会うと、つい立ち止まって眺めてしまいます(笑)
ゴミが潰される際、袋が破れて中から生ごみが飛び出し、ゴミ汁がジワーッと回転盤に滴るのも見どころです。茶色い液体が他のゴミと混ざり合い、ドロドロになっていきます。ミキサーに果物や野菜を入れて粉砕するような感じになりますね。ちなみに、ゴミ汁は、車両下部に取り付けられた汚水タンクに流れていくそうです。
そして、汁っ気の多いゴミは、多くの場合、悪臭を放ちます。特に、夏の生ごみの饐えた臭いは、数メートル先で行われているゴミ収集現場からも漂ってくるほど強烈です。この臭いは大抵嫌われますが、中には「ゴミの臭いが好き」という強者もいます。
ゴミ収集車自体やゴミ収集を行う作業員に萌える人もいます。後者は、イケメンや美人の作業員がゴミの臭いを全身にまといながら肉体労働に励んでいるシチュエーションを特に好むみたいですね。
ゴミ収集動画の楽しみ方は人それぞれです。自分なりの楽しみ方を見つけてみるのもおもしろいのではないでしょうか?