ドラキュラというと、日本では吸血鬼の代名詞になっています。本来は「ヴァンパイア」というべきモンスターを「ドラキュラ」と表記することも珍しくありません。
そもそもドラキュラは、アイルランド人作家、ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』に登場する架空の吸血鬼です。ドラキュラのモデルは、15世紀にワラキア公国(現ルーマニア南部)の君主だったヴラド3世。彼は周囲から「ドラキュラ=ドラゴンの息子」と呼ばれていて、自らもそう称していたといいます。
ヴラド3世は「串刺し公」の異名も持っています。というのも、当時オスマン帝国と緊張関係にあった領国内で、ヴラド3世は敵軍兵のみならず、多数の民衆や貴族をも串刺し刑で粛清していたからです。「串刺し公」の残虐なイメージが後に『吸血鬼ドラキュラ』に受け継がれ、時代を経て、吸血鬼の代名詞として定着することになったんですね。
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ゲームメーカーのコナミ(現「コナミデジタルエンタテインメント」)は1986年以降、『悪魔上ドラキュラ』シリーズを各種ゲーム機向けに販売しました。主人公のヴァンパイアハンターが吸血鬼の王ドラキュラを倒すという設定のホラーアクションゲームで、おどろおどろしいグラフィックや重厚な音楽、難易度が高めなゲーム性などが人気を博しました。海外では「Castlevania」(キャッスルヴァニア)と呼ばれて、やはり高い人気を誇っています。
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『悪魔上ドラキュラ』シリーズに登場するドラキュラは、冷酷性とカリスマ性を兼ね備えたイケメンとして描かれることもあります。何よりも、黒いマントはまとったドラキュラが、小さなコウモリになって分散したり、大きなコウモリとなって主人公に襲いかかったり……。そんな演出に思わず息を飲んでしまいます。ドラキュラの象徴は黒マントなんですね。
イケメンのドラキュラのイメージを再現した動画がYouTubeで公開されています。撮影者は、黒と赤のサテンマントをまとい、タキシードを着用して、ドラキュラに扮しています。部屋は薄暗くなっていて、闇の王にふさわしい場所だと思います。
彼はマントを翻しながら語り掛けてきます。黒いマントの裏地は、光沢を放つ赤色で、黒い表地やタキシードとのコントラストが美しいですね。このマントで全身を包まれたら、力が抜けて、彼の言いなりになってしまいそうです。イケメン吸血鬼が美女を餌食にする際に役立ちそうなマントです。
さまざまな角度からサテンマントを見られる動画なので、マントフェチの皆さんにとっては最高のご馳走でしょう。ドラキュラコスプレは本当に素晴らしいです!