日本では、ハロウィンが仮装イベントとして定着しています。そうした中、安価で衣装を作る方法の一つとしてゴミ袋ドレスが注目されています。ゴミ袋を切ってテープなどでつなぎ合わせて作るドレスですが、再利用を考えない1日限りの衣装としてならばコスパ最高です。
ゴミ袋ドレスの作り方は、ネット検索すればいくつもヒットします。中には「これって、本当にゴミ袋?」と思うようなクオリティーのドレスもあってびっくりです。そして、ゴミ袋ドレスを着用した女性たちが妙に色っぽいのが何とも……。「この人、ゴミ袋を着てる」という先入観もあるでしょう。しかし、それだけではなく、ペラッペラで光沢があり、歩くたびにガサガサという下品な音を立てるゴミ袋が素材であるからこその魅力があるのは確かです。
そんなゴミ袋ドレスをテーマにした、ちょっとブラックなおとぎ話をYouTubeから紹介しましょう。
「シンデレラ」と名付けられた少女は、意地悪で義姉妹と一緒に育てられました。しかし、シンデレラはゴミ袋で作った服を着ることしか許されませんでした。そして、ゴミ袋の服をまとったシンデレラは雑用を押し付けられる日々……。
ある日、シンデレラの住む家に一通の手紙が投函されました。その手紙は、王子様からの舞踏会への招待状でした。シンデレラも舞踏会に参加したいと考えますが、義姉妹は「あんたは、舞踏会へ着ていくためのドレスすら持ってないのよ。無理!」と言われてしまいます。諦めきれないシンデレラは、ゴミ袋を使ってドレスを作って舞踏会へ参加しようとします。しかし、義姉妹の反応は……。
「シンデレラ、あんたは私たちと一緒にいけないわ。あんたは、文字通りゴミみたいよ!」
シンデレラにひどいことを言って、シンデレラががんばって作ったゴミ袋ドレスを破ってしまいました。
嘆き悲しむシンデレラの前に現れたのは妖精でした。妖精が魔法を唱えると、シンデレラの衣装が立派なものに変わりました。もちろんゴミ袋製のドレスですが(笑)
「私はまるでゴミ袋姫みたい!私はシルクなどで作られたドレスを期待していたのに……。でも、これでいいわ!」
複雑な気持ちのシンデレラは、それでも急いで舞踏会へと向かおうとします。そして、門の前に出ると、そこにはかぼちゃの馬車、もといキャスター付きゴミ箱がありました。ゴミ箱に入ったシンデレラは舞踏会へと運ばれていくのでした。めでたし、めでたし!
有名な童話「シンデレラ」をアレンジしたストーリーですが、ゴミ袋ドレスをメインテーマにしたところがとても嬉しいですね。美少女がゴミ袋をまとっている姿に胸がキュンとします!