中学や高校を卒業した女子たちは、少し前まで着ていた制服をどうするのでしょうか?
卒業と同時に、もしくは春休み期間中に捨てる女子もいるでしょう。「思い出の制服だから」と思って取っておいたはいいものの、GWの衣替えの時期に邪魔になって捨ててしまう女子もいそうですね。もちろん、ずっと制服を取っておく女子もいるでしょうが、タンスの肥やしにするのは、制服がかわいそうな気もします。
制服を後輩に譲ったり、学校主催のバザーに出したりする選択肢もあるはずです。しかし、中には、女子学生の制服を専門に扱う中古衣料品店に売って現金に換える女子もいるでしょう。このことが問題視されることもありますが、需要と供給の関係がある以上、妙な偏見に基づいて制服売買を否定するのはナンセンスです。「中古制服が犯罪者予備軍の手に渡る」という妄想は、自称金融ジャーナリストのゴミ記事の中だけで十分です。
制服の処分方法について外野がどうこう言うのは野暮ですが、その制服を着ていた元JCや元JKがいろいろ思うのは自然なことです。「つまらない高校時代だった」とか「スクールカーストで底辺だった」とか、不愉快な思い出の詰まった制服ならば、ただ捨てるだけじゃ我慢ならないでしょう。そんな女子たちが喜びそうな動画をYouTubeから紹介します。
ロープに吊るされた夏セーラー服の上着――。白い生地を基調として、紺色のセーラーカラーと赤いスカーフがキュートです。しかし、その裾の部分が光っています。なんと、セーラー服が燃えているじゃないですか!
小さな炎が白い生地を溶かします。化学繊維を燃やしたときに発生する黒煙が立ち上り、炎は徐々に勢いを増していきます。炎はスカーフにも燃え移って飲み込んでしまいました。炎は歓喜しているかのように大きくなって、セーラー服の左半分を侵食します。
ダラダラと涙をこぼすように、セーラー服の裾から雫が落ち続けます。熱で溶かされた化学繊維が憐れですね。さらにセーラー服全体を破壊しようとする炎は、セーラーカラーや身頃の右半分をも貪り尽くそうとしています。袖以外のほぼ全体を焼き尽くした炎は、燃料を失って勢いが衰えます。ロープにかかっている袖も片方がボロッと落ちて、もう片方の袖とよくわからない残骸だけが最後まで燃えています。学生時代の思い出は、わずか1分30秒で燃え尽きてしまったのでした。
嫌な思い出ばかりの制服ならば、この動画のように燃やしたくもなるんでしょうね。ただ、化学繊維は萌えやすいので、焼却処分の際は安全に十分注意を払ってほしいと思います。