あくびは、眠たいときや退屈なときに反射的な動作です。あくびをすることで、肺における酸素と二酸化炭素の交換が促進される、顔面の筋肉をストレッチするなど、その効果についてはいろいろいわれます。しかし、実際のところは、あくびにどんな意義があるのかは解明されていません。
退屈な授業や講話を聴かなければならないとき、思わずあくびが出ます。「つまらない」「聴くに値しない」といったメッセージを伝える役割を果たすため、あくびをすることはマナー違反と考えられがちです。逆に、ここにあくびの魅力があるといっても過言ではありません。
中学での授業中、斜め後ろに座っていた学級委員の女子があくびをしました。彼女はメガネをかけた、いかにも真面目な優等生。地味めではあるけれど、顔立ちは整っていて、「かわいい」というよりも「美人」という感じです。そんな学級委員があくびをするなんて……。先生はちょうど黒板に文字を書いている最中で、教室で起こっていることが見えません。その隙をついて、学級委員はあくびをしたのですから、なかなかずる賢いんでしょうね。学級委員の秘密を垣間見たことで、私の胸は高鳴っていました。自分もあくびを噛み殺していましたが、頭の中にグルグルと学級委員のあくび顔が渦巻きました。
青春の一ページはさておき、あくびにはシチュエーション以外の楽しみもあります。一番は口の中が丸見えになることでしょう。
口の中は、あまり他人に見せたくない部位ではないでしょうか?歯をきちんと磨いていないと、歯に汚れがついていたり、隙間に食べかすが挟まっていたり……。歯並びが悪い私は、歯磨きしたかどうかに関係なく、他人に口の中を見せたくありません。それに、唾液でヌラヌラした口内を蠢く舌も、普通は他人に見せるべきものではないですよね。「あっかんべー!」は、恥じらいのない子供だからこそできることです。
そんな口の中をガン見できるのがあくびです。「ふわぁ~」といって大きく開いた口は、手で隠さない限り、中が丸見え。そんなあくび動画を紹介しましょう。
横たわる美女の顔がアップで映されています。彼女が大きくあくびをすると、口内がはっきりと見えました。歯並びがよくブラッシングも行き届いている白い歯。口の動きに合わせて動く舌。息がかかりそうな至近距離でのあくび観察なので、下の裏側の筋まで見えてしまい、見ているこちらが思わず「えっ、こんなに見ちゃっていいの?」と思ってしまいます。
彼女は撮影されていることにもお構いなしに、何度かあくびをくり返します。1回1回のあくびで口の動きや舌の動きも違っていて、見ていて飽きないですね。あくびをしている本人は飽きているのかもしれませんが(笑)
唯一残念だったのは、カメラのアングル的に、喉の奥まで見えなかったことです。ひくつく口蓋垂まで見られれば、口腔フェチにとってお宝映像になったと思います。